ママと赤ちゃんの
幸せなお産

ママと赤ちゃんの
幸せなお産

東京都胎盤取扱業者

妊婦さんの横顔のイラスト
胎盤は赤ちゃんが
誕生するまで
ママと
赤ちゃんをつなぐ
大切な絆です!
矢印

ご出産後の胎盤の取扱い

お母さんの胎内でお子様の生命を預かり、育んでくれた胎盤、臍帯、卵膜(これらと12週未満の死胎児をあわせて「胞衣」といいます)などは、出産後に役目を終えて胎外へ出てきます。ではその後、胎盤がどのように扱われているかご存じでしょうか?
東京都では「胎盤、胞衣取扱許可」を受けた業者が取り扱いをしていますが、地域によっては、胎盤を廃棄物の一つとして処理しているのが実情です。

日本では古くから、壺に入れた胎盤を埋めて祭ることで、お子様の成長を願う儀式が行われていた地域もあるなど、胎盤は信仰の対象とされてきました。(※1)
そのような歴史的背景や、胎盤は赤ちゃんの一部であるという考え方などから、東京都では「胞衣及び産汚物取締条例(昭和23年4月1日条例第48号)」が特別に制定されたのです。

これにより東京都では「胞衣は専用の炉で火葬処理すること」と定められました。

また、上記条例の第1条の2及び同第2条の規定により、許可を受けていない者の胞衣及び産汚物の取り扱いは基本的に禁止されているのです。

赤ちゃんを抱っこしたお母さんのイラスト
赤ちゃんのイラスト

許可業者は胎盤を大切に扱います

私たち東京都の許可を受けた業者は、一般的な廃棄物(ゴミ)は取り扱っていません。

条例のできた背景をよく理解し、胎盤を、責任をもって専用の炉で火葬処理しています。
胎盤は廃棄物ではない、生命を育んだものとして大切にお取り扱いしています。

成長祈願

胎盤は赤ちゃんを育んだ大切なものです。私たち東京都の許可を受けた胎盤取扱業者は、年1回、お子様の健やかな成長祈願の気持ちを込めて、業者敷地内にある神社で例大祭を行っています。

胎盤は命の一部という思いで、常に大切にお取り扱いしています。

ハートを持った女性のイラスト

東京都許可業者

  • 株式会社安産社
  • 有限会社大正胞衣社
  • 有限会社多賀商会
  • 多摩商事株式会社
  • 日本胞衣衛生株式会社
©東胞協会(東京都胎盤取扱業者)
※1 縄文時代には胎盤を入れる容器が用いられ、胎盤は、生まれてきた子と同等と考えられていたといいます。平城京跡からは胞衣を納めていた「壺」が発見されていて、胎盤は古くから神聖なものとして認識され、妊娠、出産、子の成長まで、その運命に影響を及ぼすものと信じられてきました。《参考文献:姚明希、我部山キヨ子著「日本の胎盤(胞衣)処理の歴史」京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻紀要:健康科学:health science(2015)》